新中の湯ルート
②新中の湯ルート駐車場~広場~焼岳~焼岳小屋~登山口~河童橋(初級)
焼岳を縦走するおすすめコース
マイカーを利用する焼岳縦走コース。山頂付近は岩場が連続しますが、変則的なアクセスを含めて楽しんでみましょう。
●登山データ
日程:日帰り
歩行時間:5時間45分(登り3時間:下り2時間45分)
歩行距離:12㎞
高低差:900m
Route Guide
このルートを歩く場合、新中の湯ルートの登山口になる駐車場までのアクセスが問題です。中の湯温泉に前泊して、宿から15分ほどの登山口から入山するという方法もあります。深山の雰囲気が味わえる名湯で過ごす夜は思い出になるはずです。あるいは沢渡の駐車場に車を入れて、そこからタクシーで登山口まで行くこともできます。仲間が3人いればタクシー料金も三分の一に。乗車時間は30分ほどです。下山する上高地からは沢渡までバスを利用します。
登山口から樹林帯を進みます。意外に歩く人は少なく、ゆっくり登ることができます。しかし、山頂から上高地に下る斜面にはたくさんの登山者が取付いているはずです。
樹林帯を抜けると小さな広場にでます。焼岳の絶好な撮影ポイントになります。しばらく進むと岩の多い斜面を登るようになります。慎重に歩きましよう。大きな岩が多くなると北峰と南峰の分岐は目の前です。南峰は立ち入り禁止になっています。分岐は北峰方向へ。ここで山頂の稜線に乗ったことになります。左上に見えるのが北峰ですが、山頂台地の南にある噴気孔から火山性ガスが噴出していますので、絶対に近寄らないと。
ガラ場を登っていくと分岐にでます。ここを左へ。右から道が合流してきます。上高地からの道です。下山時にここを歩くことになります。そのまま直進すれば焼岳北峰山頂です。
平坦で展望に優れた南峰山頂。のんびり過ごしたいですが、硫黄の臭気がしたら速攻で下山にかかりましょう。すぐの分岐は上高地方面へ。焼岳小屋の道標に従って岩場の斜面を下ります。ペンキマークを見落とさないように。岩場下りが終わったら、正面に見える斜面を登ります。登り着いた地点が中尾峠分岐。さらに直進。後方には焼岳の大きな山容が広がっています。中尾峠展望台からわずかに下ったところに焼岳小屋が建っています。
ひと息入れて出発。すぐに勾配の強い斜面の下りになります。滑らないように注意しましょう。ここを過ぎると、クサリが張られた岩場を下り、さらに長いハシゴを下ります。その後もいくつかハシゴを下りますが、しっかり設置されていますので危険はありません。林の中を歩くようになったら登山口はすぐです。そこから舗装道を歩いて河童橋に向かいます。上高地のバスターミナルは河童橋から5分です。