白馬大池ルート
栂池自然園~白馬大池~白馬岳~白馬大雪渓~猿倉(初級)
技術レベル:B
体力レベル:5
猿倉から栂池自然園に下るルートを逆に歩くコースです。こちらの方が1時間くらい短くなります。スタート地点の標高が600mほど高いからです。
●登山データ
日程:1泊2日
歩行時間:10時間35分(登り6時間50分、下り3時間45分)
歩行距離:18㎞
高低差:1,700m
Route Guide
栂池ロープウェイを利用して栂池自然園へ。ここの入口にあるビジターセンターの前から登山道が延びています。樹林帯の中をジグザグに登ります。木道が敷かれたエリアに入ると天狗原に着きます。高山植物が美しい湿原です。
木道沿いにワタスゲやヒオウギアヤメが咲いています。池塘も観られ、まるで尾瀬のようなところです。乗鞍岳への登りに入ります。安山岩が大きく堆積した道で、岩の上を歩くことになります。右下に小さな雪渓が見えたら岩の道は終わります。
雪渓を渡りますが、アイゼンは必要ありません。少し登ると広い台地に乗ります。ここが乗鞍岳です。正面に見えている大きなケルンが山頂標識。ここから岩の多い下りになります。大きな池が見えます。それが白馬大池です。湖畔を歩くようになると白馬大池山荘の正面に出ます。
白馬大池山荘から正面に見える稜線を登ります。白馬岳に向けてのハイライト部分。コマクサが鑑賞できる道で、高度が上がるほど展望は広がります。鉄剣が立てられた小蓮華山を過ぎると富山県と長野県、新潟県の県境に位置する三国境に到着します。ここから白馬岳山頂はひと頑張りです。山頂で360度の展望を楽しんだら、今夜は白馬山荘か白馬岳頂上宿舎に泊まりましょう。
翌日は猿倉に下山します。白馬岳頂上宿舎の前から下り勾配の強い道を歩きます。お花畑が広がる斜面です。下方に雪渓が見えてきます。ここが白馬大雪渓です。下る場合、アイゼンを使わなくても大丈夫ですが、自信がなければ装着しましよう。下りきれば白馬尻はすぐです。白馬尻からは林道のような道をのんびり歩いて猿倉に向かいます。