大日岳ルート
称名滝バス停~大日岳~奥大日岳~別山乗越~別山~大汝山~雄山~室堂(中級)
技術レベル:B
体力レベル:7
立山の前衛峰として知られる大日三山から立山を縦走するダイナミックな山歩きを満喫しましょう。
●登山データ
日程:2泊3日
歩行時間:15時間35分(大汝山までの登り:13時間5分、下り:2時間30分)
歩行距離:25㎞
高低差:2,040m
Route Guide
立山駅から称名滝バス停までバスを利用します。バス停から舗装された道を歩いて大日岳登山道入口へ。ここから山道に入ります。最初から上り勾配の強い登山道が続きます。足元もあまりよくないので、確認しながらゆっくり歩きましょう。岩を削った階段が現れます。転倒、滑落に注意が必要です。すぐに牛首です。その先で木道に入ります。やっとのんびりした気分で歩くことができるはずです。正面に建物が見えたら、そこが大日平山荘。到着順に風呂に入ることができます。
大日平山荘を過ぎるとラムサール条約登録の湿原地帯に入ります。ミニ尾瀬のような雰囲気が漂い池塘やワタスゲの群落が広がっています。木道が終わると水場があります。ここから所々に岩のある道を登ります。最初は上り勾配が強く、立ち休みを繰り返すようになります。登山道が土の道になると大日小屋に到着します。左の道を登れば剱岳の展望に優れた大日岳です。大日小屋まで戻り、尾根道を奥大日岳へ向かいます。紅葉がきれいな七福園を過ぎて、短いハシゴとクサリをクリアすれば奥大日岳です。正面に剱岳が眺められる展望地です。
奥大日岳から浮石、落石に注意しながら尾根道を進みます。室堂乗越から新室堂乗越を過ぎます。この辺りから斜面をジグザグに登るようになります。勾配が強くなると別山乗越に到着。ここに剱御前小舎が建っています。剱岳の展望に優れた小屋です。建物の一段上から延びた尾根道を別山へ向かいます。左に剱岳が見えています。別山は広く剱岳の展望台という感じの山頂。石で囲われた祠が印象的です。
別山からザレ気味の登山道を下って真砂岳へ向かいます。左側が切れているので滑らないように注意しましょう。真砂岳から富士ノ折立を経由してガレ気味の道を大汝山に向かいます。立山で最も標高の高い大汝山は山頂にひとりしか立つことができません。ここから雄山へ。稜線を忠実に辿りましょう。雄山神社に参拝したら、岩の多い斜面を下って一ノ越へ。ここに建つ一ノ越山荘前の広場で休憩したら、室堂に向けて遊歩道のような道を下ります。